夏休みの日記や読書感想文の対策として、表題の授業を行いました。 最初に、テーマの見つけ方・読み手に伝わる文章の書き方・作文の手順・魅力的な文章にするための工夫の講義をしました。 次に、出来事とその時感じた気持ちやアイデアを、テーマの見つけ方表にどんどん書いていくワークショップを行いました。作文のお題は”コロナ禍私の気持ち”です。長引く自粛生活で、様々な経験や、それに対する気持ちがたくさんある様で、どんどん表が埋まっていきます。十分に表が埋まった人から、作文の手順に従って、文章の構成を考えるためのメモを作り始めました。魅力的な文章にするための工夫を加えながら、最後に作文用紙に清書です。全員、思いがたくさんありすぎ、取捨選択、構成に時間を要し、清書は宿題となりました。 翌週は月末寺子屋で、そのはじめに、宿題になっていた作文の発表会を行いました。まず私の書いた作文を読み上げました。次に子供達が順に、「コロナ禍私の気持ち」を読み上げました。作文にはコロナ禍におけるストレスも赤裸々に描かれ、やることがなくダラダラ過ごしてしまい運動不足になってしまったこと、大人が不機嫌で、ピリピリしていて、些細なことで怒られて困ること、学校の楽しさがわかり、これまで以上に好きになったことなどがありました。新たなチャレンジとして裁縫を始めたり、料理の手伝いをする様になったなどのポジティブな変化も感じている様でした。 気持ちの伝え方としての、作文のテクニックを、今後、役立ててくれることも大切ですが、このタイミングでコロナ禍における気持ちを、一度整理できたことも、とても有意義なことであったと感じました。